大好きな作品への愛情表現のひとつである「ファンアート」。いま、海外サイトで『スーパーマリオ3』へのハンパない愛が込められたファンアートが話題となっている。
さっそくそのファンアート画像を見てみると……そこにはタテ 2.2m×ヨコ1.8m はある巨大なマリオのゲーム画面が写し出されている。絵を描いてプリントアウトしたのかな、と思いきや答えはノー! なんと、1針1針毛糸で編まれた “かぎ編み毛布” だというのだ。
・神クオリティのかぎ編み毛布
この巨大毛布に描かれているのは、名作『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド1のマップだ。見た目は完全にドットで描かれた地図。だがググーっと、超至近距離で見てみると、確かに毛糸で編まれた編み物だとわかる。
ドットを編み目で表現するなんて、思いつかなかったぜ! 作ろうと思うだけでもスゴイが、完成した作品はさらにスゴイ。マップやキノコハウス、お城の色あい、そして、マリオのディティールなどまるでファミコンの画面をコピーしたかのような再現度には溜息がでるほどなのだ。
・ノルウェーの編み物男子の作品
こんな繊細な作品を作ったのは一体どんな人なんだろう。この巨大な毛布の作者の名前はケティル・ノルディンさん(31)、ノルウェー人の編み物男子である。
ケティルさんは編み物が得意で、マリオやヨッシーなどの編みぐるみまで作っちゃうそう。その一方で、スカイダイビングもたしなんじゃうマルチな才能の持ち主なのだ。
・かかった時間は6年半!!
そんなかなりの編み物の腕前を持つケティルさんでも、2m級の毛布の制作となると一朝一夕ではいかなかったもよう。制作にかかった時間は、800時間!! つまり6年と半年ということだ。なんという根気、なんという忍耐……その合間に編みぐるみも作っていたというのだから、ケティルさんパネェッス!!
「途中で毛糸の色合いが違うのに気づいたのでやり直した、数週間ロスした」と話すケティルさん。神クオリティの毛布は、彼の腕前、根気、そして一切の妥協を許さない姿勢の結晶だと言えるだろう。
ついつい「次はどんなものを作るの?」と、聞きたくなるが、さすがに少し休憩したいと話しているそうだ。ケティルさん6年半の大作、お疲れ様でした! 彼の次回作にも期待である!!
渋谷現役女子大生図鑑