prank


もしも殺人現場を目撃してしまったら、あなたならどうする? できれば出くわしたくないが、「その時」は突然やってくるかもしれないのだ。人が人を殺すという恐ろしい光景を目の当たりにしたとき、みなさんは冷静に行動できるだろうか。

そんな状況に直面した人々の反応を捉えた動画「Elevator Murder Experiment」が、いま海外で話題になっている。といっても、もちろん本物の殺人現場を撮影したわけではない。仕掛け人が偽の殺人を演出し、一般の人々がどのように行動するかを隠しカメラで撮った、いわゆる「ドッキリ」である。そこには、人々の素の姿が映されており、大きな反響を呼んでいるのだ。

人々がエレベーターに乗ろうとすると、ドアの向こうでは今まさに、ニット帽をかぶった男が男性の首を絞めて殺そうとしている真っ最中。それを見た人々の反応を複数の隠しカメラが捉えた。

助けようとする人、驚きすぎて腰を抜かしそうな人、立ち去る人、写真を撮る人……、彼らの反応は様々だ。ドッキリを仕掛けられてしまった人々には少々可哀想ではあるが、カメラが捉えたのはまさに人間の素の姿であり、それゆえ動画は大きな反響を得ているのだろう。これを見た海外ユーザーたちからは、

「男女関係なく、何も持たず丸腰で止めにはいった人たちは本当に勇敢だね。彼らは素晴らしい」
「何もなかったかのように立ち去る人はどうしてそんなことができるの?」
「これを企画した人はバカ。もしも彼らのなかに銃を持った人がいたらどうするの?」
「写真を撮っている余裕があったら、そのケータイで警察呼べよ」
「止めようとした人は素晴らしいけど、自分だったらどうするかわからない。何もしなかった人を批判はできないな……」
「このドッキリは危険すぎる。仕掛け人の2人が本当に死ぬ危険性だってあったのに」

……などなど、人々の行動に対するものから、このドッキリ自体に関する批判まで様々なコメントが寄せられている。

実のところ、この動画は最新映画『DEAD MAN DOWN』のプロモーションの一環として制作されたものとのこと。しかし、衝撃的かつ考えさせられるその内容から、批判を含め大きな反響を呼んでいるのだ。映画の宣伝としては大成功だったかもしれない。

もしもみなさんがこんな状況に直面したら、いちばん良いのはどうすることだろうか。そして、実際に「その時」に出くわしたら、あなたはその理想的な行動をとる自信があるだろうか。






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